自分がなりたい理想像を持つ人は多いが、日々の生活の中で追い求めることを忘れがちである。
仕事や家事で忙しく、目の前のことを処理することで精一杯になるからだ。
しかし、時には原点に戻り、自分の理想像に近付けるよう、スキルアップを心がけなければ後悔するだろう。
まず、自分のなりたい姿を明確化するため、ノートにメモしておくことが必要である。
できれば自室の壁に貼っておくと良い。
雑務に追われて自分を見失いそうになっている時に目にとまれば、我に返るだろう。
追い求める理想像は、刻々と変化していくものなので、時には修正してもかまわない。
自分の実力の自覚や環境変化によって、理想像は変容するものなのだ。
次に、理想像に近付くため、スキルアップが欠かせない。
個人が抱く理想像によってスキルアップの内容は異なるものの、いくつか共通点もある。
それは、スキルアップのために必要な時間の取り方だ。
仕事や家事が忙しいからといって、睡眠時間を削るのは健康上好ましくない。
スキマ時間を生かす工夫が求められる。
起床後や就寝前の数十分のほか、通勤時間や休憩時間を生かすことにより、かなりスキルアップの時間を確保できる。
こうした工夫は、習慣化により実効性が高まり、やがて習慣を持たない人と大きな差がつくだろう。
たとえば、資格試験の勉強について、スキマ時間だけで相当の効果を上げ、休日にまとめて勉強するより効率的にスキルアップし、合格につなげる人もいるのだ。